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プリンセス・トヨトミ/万城目学
万城目学さんの最新作。デビュー作「鴨川ホルモー」は京都、第2作「鹿男あをによし」は奈良が舞台ですが、今回の舞台は大阪。関西の都市を舞台にすることにコダワリがあるようですねー(まあ「ホルモー六景」の「丸の内サミット」は東京の話でしたが)。次の舞台は神戸かな?その前にホルモー三作目かな?

物語の主人公は東京からやってきた会計検査院の職員と、大阪の中学生。会計監査の対象となっているとある社団法人の調査から、物語がエライ方向に転換していきます。

何というかその、今回も「ヘンな話」です。ええそれはもうとってもヘンです。大学対抗でオニを戦わせたり、喋る鹿が出てきたりしてきたこれまでの話以上にヘンです。説明するのが何とも難しいですね。でも物語としてのバランスの良さは、これまでの万城目作品でも一番だと思う。あと、これまでの作品もそうでしたが、映像化には向いてそうだ。

それでいて、ヘンなことのスケールがデカい。もの凄くデッカい嘘をついている。そのくせして大阪の街の歴史とか、街の雰囲気や実際にある建物(図書館員としては、大阪府立中之島図書館が出てくるのがうれしかった)、会計検査院の仕事についてはキッチリディテールまで書いてます。デカい嘘とディテールがキレイに組み合わさってくる終盤の展開はお見事ですねー。
自分は大阪人については「義理と人情にゃ事業も勝てぬ」的な人情深さが最大の特徴だと思ってるんですが(だからこそ、そこにズバズバメスを入れている今の知事が注目されるわけですが)、その辺の描き方もうまい。ネタバレになるので白文字ですが、あるかどうか分からない「大阪国」の「国民」にとっての価値と、それを愛する感情なんてまさしく浪花節(!)なんだよなー。

キャラクターも立ってますねぇ。会計検査院の3名それぞれが特に。これまた終盤でキャラクターの持っている色々な伏線が回収されて唸らされました。

大阪のパブリック・イメージといえば、阪神ファンがいっぱい、だったり、(ある意味での)吉本帝国だったりするわけで。後は、裏イメージとしての西成区のアレとか、行政代執行がやたらと行われたりする土地柄だったりするわけで。ここに寄っかかって、小説での大阪と大阪人が書かれることも多いわけですが、そこに全く触れず大阪という街を見事に書いた万城目さんはエライ。特に阪神じゃなくてあえて広島の前田智徳好きな大阪人を出すあたり好感。自分も前田は好きな選手だし。

とはいえ。なんといいますか、この小説がなまじ良くできているために、大阪を小説で書くのって難しいなぁと逆説的に感じてしまいました。小説一本では語りきれない、あまりにもカオスな街なんだよなぁ、とね…。自分は大阪人じゃないんで憶測ですが、この作品に生粋の大阪人は満足できないかもしれない…。
| 読書 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(5) |
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