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カウンターは2006/12/1より設置

Zくん(from デイリーポータルZ)

 
献血と名古屋グランパスが好きな図書館司書の日々(誤変換多数)。
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図書館総合展2009フォーラム参加記その6「貸出履歴を利用した新しい利用者支援の展開リターンズ」
図書館総合展会場でフォーラム全コマ参加、参加した全てのフォーラムで内容をポメラにペチペチペチペチと打っておりました。
その成果を当ブログで紹介しています。

2日目3コマ目は
 (株)紀伊国屋書店主催・フォーラムプログラム
「貸出履歴を利用した新しい利用者支援の展開リターンズ」
に参加しました。

詳細は「続き」で紹介しております。 
ちなみに去年の参加記は
http://libris.jugem.jp/?eid=1048
↑こちらでどうぞ。

…が、こんなとこの記事を見るよりも、
図書館・学術情報系フォーラムのまとめを書かせたら業界屈指の
「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」で、このフォーラムのまとめ記事があります
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20091113 ←これ
ので、そちらを読んだほうが良いと思います。何だろう、同じ場で同じようなことをしてたはずなのに、完成度が全然違う…。ARGフォーラムの時もそうでしたけど、脱帽ですよホント。

あちらに書いてなくてこちらに書いてあるのは「成田のシステム開発業者(推測)」くらいですよホント。
だから、当初は「地方自治と図書館」に参加するつもりだったのですが、既に満員、次は「指定管理者図書館長によるパネルディスカッション」にこちらも満員…。第3候補でこちらに参加したのですが、このフォーラムも大入り立ち見が出てました。2日目は全体的にフォーラムの人の入りが良かったように感じましたねえ。2日間参加の人が重なるからかなあ?他のフォーラムがつ…ゲフンゲフン。 

講師:岡本真(ACADEMIC RESOURCE GUIDE 編集長)
   米田渉(成田市立図書館)
   小野永貴(Project Shizuku:筑波大学大学院)
   原田隆史(慶應義塾大学准教授)

昨年のフォーラムの「リターンズ」。昨年の話を知らない人にも1からわかる仕組みで進める。図書館界ではタブー視されてきたけども、周囲をみればきちんと管理されたレコメンド機能がある。そこをどう図書館はとらえるのか。

岡本さん
今回は「あおり役」を演じているということで。
「貸出履歴」近年の略史。2006年の岡本さんの講演にて「貸出履歴の活用」を提案。図書館の持つデータはネット書店を大きく凌駕する(古い本も貸すし、母数も多い)という考えから。そこから「新たな知識」へ向かってほしい。…が「図書館の自由」をかさにフルボッコにされた。
2007年
IPA未踏ソフトウェア創造事業に「shizuku」が採択される(これはなかなかにすごいこと)。オープンソースの図書館システムつくりのプロジェクト「Next-L」もこの年から。
2008年
図書館大会、第7分科会で討論。「ばかばかしい」と思った。日本のライブラリアンはバカばかりかと思った。みんな「考えを変えようとしてない」でその場にきているのだから。
図書館総合展でフォーラム開催、後退から前に。
でも貸出履歴活用に関する議論は、正直もう飽きている。今実装されていて当然なのに公共図書館界が拙速すぎるから。

否定的な姿勢の数々 「残念」
教条的な思考停止 図書館の自由万歳!で考えが変わらない
理解する努力欠如 システムわかんない、ってわかろうという気があるのか?
使命を忘れた理論 理論やルールが「理想」に優先してしまう。
役割放棄の輸入依存 海外ベンダーの物を持ってきて何とかしよう…。「国の金」を使っているのですから、国内の物を組み合わせようという考え方はないのか。

至上の目的を見据えよう。公共図書館の人間は「存在意義を問われて」慣れていてはいけない。怒るぐらい、じゃないと。もうちょっと目的を見据えて自分を、仕事を考えてほしい。
google方式の何でも実行すればいい、は万能ではない。ディスカッションの上の「決断」が大事。決断して大きな一歩を踏み出そう。
今年は…
原田先生の研究発表・成田市のレコメンドサービス公開・shizukuも進捗している。
1・建前論から脱却しよう。本来的な目的と役割を見据えよう。
2・テクニカルな議論よりも先に、「なにをしたい」から大きなビジョンを抱こう。
3・否定ではなくて、肯定から入って「できない」根拠を白紙から検討しよう。否定だけでは議論は始まらない。

リスクは必ず存在するのだから、あらゆる図書館サービスについてそういう視点で見てほしい(新しいサービスを導入するリスクを恐れるな、という意味もありますが、これは「貸出サービス」だって「よみきかせ」だってリスクがあるということを暗におっしゃっているのだと思います)。

米田さん
成田市立図書館「おすすめリスト」の発想。「マイページ」の実際について。
「おすすめリスト」
借りた本、予約している本、読みたい本のデータから興味をひきそうな資料を紹介する機能。
図書館の概要。登録人数4万人(12万いる全体の3分の1)。
ウェブサービスの略歴。
2007年のシステム更新時に色々盛り込んだ。
図書館員の暗黙知をシステムに入れて、住民と共有できる、というコンセプト。
2009年に読みたい本や新着図書メールサービスを開始。
その一つに「おすすめリスト」

件名・分類から本を探す、書誌単位で予約貸出数のデータを持っている。
読みたい本の作者や件名分類を抽出再建策してソートして提示。
システム更新時に仕様に入れた。レコメンドと発想が異なる。「この本を読んだ他の人が読んでいる」といった考えはない(その方式と比べてよいかどうかは判断できない)。
利用者が履歴保存を選択可能。
利用者の貸出履歴の持つ、著者、件名分類を抽出、キーワードすべてでオア検索。図書館評価、利用者評価(まだ見実装、将来的には利用者が書評をつけられる)、キーワード出現回数などから点数をつけて重みづけ(それぞれの項目に重みづけあり)、ソートする。
履歴を保存した場合、
過去に借りた本が候補から除外される。
ヒットする資料の幅が広がるというメリット。
利用者はいつでも履歴保存をやめることができる。
業務画面からは見えない仕組みになっている

マイページにログイン。
貸出・予約リスト・読みたい本(個人でメモがつけられる)を元にデータが作られる。
おすすめリストは順位付けされて50ページまである。
9月15日開始。
履歴なしを選択している人の割合は15%前後。
課題と将来
実際運用してみるとリストに偏りがあったので、チューニングしている。「興味ない」分野もでてくるのだが、それを排除する方法がない。利用者側でのチューニングできない。
履歴がDBに残っていることも確かで、新着案内メールも送信ログが残っている。パーソナライズされたサービスをする時点でこのリスクははらんでいる。

Q図書館評価点ってどうつけているのですか。
Aまだ付けている訳ではない。もちろん全部の本に付けるつもりはない。館内でも色々な意見がある。たとえば絵本なので、古くてもいい本を評価したい、という考えから生まれたものです。1点5点10点程度で重み付けをしようと思っています。

小野さん 
考える時代から「サービス」のフェーズへ。
去年の展示会からいい評価をいただいた。
今年は…。去年と同じテーマでやるのはどうか、ということを知り合いにいわれたので新しく50枚のプレゼン作ってきた。
これまでの。復習プレゼン3枚で
現状
未来
宿題
の順で説明。

shizukuは「耳をすませば」からきている(主人公の女の子が、図書館で自分の借りた本のカードによく名前のある男の子と恋をする話)。個人情報保護に走らず、本が人をつなげる楽しいサービスを。
プロトタイプシステムの開発。「この本」を読んでいる人の「仮想本棚」がつながる仕組み。

現実的にどうサービスにつなげるのか・・・
国内外いろいろ事例はあります。
英国の大学図書館が13年分の貸出履歴をCC(クリエイティブ・コモンズ インターネット上でのプロジェクト。著作権の一部放棄、みんなの共有財産として使って良いですよ、という画像やプログラミングを登録できる)で一般公開!
→貸出履歴を活用したプログラミングコンテスト開催。
 主催者側が活用方法を分類した。
 →資料の発見を促す、学習選択を支援、(現場の)意志決定の支援
日本では・・・。IT業界全体の事例としては「情報大航海プロジェクト」で、次世代パーソナルサービス推進コンソーシアムを設立告知。昨日が設立総会。
個人のパーソナル情報…個人の購買情報、閲覧履歴、位置情報などのログ。ただし個人を特定させない方向で活用。
そこを研究することで新規市場の創設につなげる。ただ個人情報保護法で明確な定義がないので、その辺を話し合おう、ということ。
産学官で課題を検討・議論。
規格や体制を作って、この市場を発展させたい。

ユーザーの事例
ネット上の本棚サービス。「ブクログ」「読書メーター」「たなぞう」など多数展開。
動向…公開範囲を設定できる。たとえばSNS「mixi」の「ソーシャルライブラリー」では、友人が読んだ本の情報が勝手に流れてくる。公共図書館だとあり得ない!
「メディアマーカー」では図書館の検索結果へリンクしている。
利用者自身が制御、友人間では履歴の交換も。
貸出履歴の活用方法を真剣に考えるフェーズへ入っている。

活用の4類型。
データか、サービスか、利用者か、図書館か。
利用者が読んだデータを参照できる。
利用者がブックリスト・ブックレシピを作成・公開。
図書館は利用統計を把握、運営戦略の素材として。
利用者への書籍の推薦、関連情報の推薦にも。
貸出履歴を利用者が使って何かを発信すれば、それを図書館側は実績にできるのでは。

どうすればそのような未来が。
その未来のためには…こんなシステムが作りたい!けど無理。
なぜ難しいのか。前例ない、具体的なサービスが想像できない、効果が体感できない。
・・・でもそれじゃ前に進まない。誰も体験しなければ…の状態でグルグルするだけ。
そこでご提案。
今できることで履歴活用機能を体験してみないか?
完全な物を今作らない、今できることで貸出履歴を活用できるシステムはできないか。

1)図書館は履歴を保存できない。
議事的に貸出履歴の一部を蓄積する仕組みを作る
すでにある「本棚サービス」を基礎にする。その本を「入手した場所」を登録できるようにする。
誰がなにを読んだかが従来のサービスですが、「誰が"どこで"なにを読んだか」が登録できれば、疑似的に貸出履歴が再現できる

2)集まったデータを活用する機能がない
本棚サービスに履歴活用機能を導入すればいい。

利用者は本棚に登録、で、どの図書館に借りたかを選んで登録。利用している図書館固有の情報や推薦を得られる。
図書館は詳細ページをみれば、借りられた本・統計、ユーザーが確認可能。
なにもしなくても疑似的な履歴を活用できるのでは。

来年2月13日にそういったシステムを公開します。
くわしくhttp://www.shizumu.ne.jpで。

最後に。
体型だった議論の末に、規格と体制作ります。
必要ならば、会社も作る。やる気があればできるんです!
未来へ向けた産学一体の体制づくりにしたい。

原田先生。
ライブラリ3.0の時代に焦りを感じつつ。
議論しないことには始まらない。大学で推薦サービスを実践しています。だいたい50から60%が推薦された本から、興味をもった本がでた。完全ランダムでも30%台の数値がでたので実質の実績は10%台。
推薦される本の質が違う。他の利用者の状況がわかって非常におもしろい。単純に読みたい本がでるだけでなく、満足できる本がでるだろう。
貸出日付の新しい本に重みづけ。月単位で分割したりするが…。結局、人間はどんどん変わっていく。去年推薦された本を今読みたい訳じゃない。半年ごとに一人のデータを分けて、たとえば大学に4年いたら半年単位で別人扱いにして8人分のデータができた、という考えでやると一番いい結果がでた。
OPACで、連想検索の「言葉」だけでつなげるのではなくて、貸出履歴から関連図書の提示してみる。
図書館は推薦すればするほど、推薦された本ばかり借りられてしまうのは困り物…。
同時に借りられた本を分析する、ということも。いろいろ貸出履歴の分析。調べたけど1冊も見つからない、という結果をださない方法にも使える。
個人データは暗号化・グループ化すれば、「個人」は特定されない。
試みに協力してくれる方を募集する。

以下会場との質疑応答
Q複数の大学図書館でのデータシェアは?公共と手を組むのはどう?
A原田 多数そろわないとデータとしては有効性が。是非是非。 公共はほしいし、結果も変わるだろう。

Q他の公共図書館に広げる広がるようなことを考えてますか?
A米田 カスタマイズという事で入れたが、パッケージに導入された。そのメーカの物を入れれば(後でサイトを確認してみた。OPACのインターフェースを見る限り「京セラ丸善」のシステム。今は止まってますけど愛知県の日進市ではamazonと連携させるなど、webOPAC関係では他ベンダーとの差別化が著しいです)。

Q何を与えればいいのか。私は本を借りないのですが。
A原田 この人が読んでいる本は、これというデータをほしい。ISBNのリストで充分。
小野 借りなくてもデータはほしい。どこで入手した、というデータがあれば、図書館を利用しない人が「借りず買っている」のは何か、どこで手に入れているのかというデータもわかります。

Q大学であれば、貸出履歴だけじゃなくて受けてる講義や、所属団体まであればいいんじゃないのか。図書館に閉じているのはダメでは。
A原田 その通りですが、やれることから。足場が固められない状況でどうするか、ということ。全部やってしまうと、分析が難しい。
小野 業界の中でコンセンサスを得るのが先ですね。
米田 館種を越えたデータが見られるは興味深そう。「やれるところ」が今のシステムです。
岡本 トロトロしてると見放される。図書館の価値を気づかずに使わないのはダメです(価値を「死蔵」させている、図書館員がそれでいいのか)。みんな前へ踏み出せ。

司会の逸村さん
図書館は成長する「有機体」であってほしい。「墓地」じゃないぞ、と。
原田先生
デジタルライブラリアン講習会は一旦休会します。

感想
講師のプレゼンが全員ものすごく、危機感と高揚感が圧倒的なフォーラムでした。
あと、原田先生がヒゲを伸ばして、イメチェン?とか思いましたが、「Next-Lが完成するまでそらない」ということらしい…。空手家の山ごもりみたいな話だ!
この流れを公共図書館は黙殺してはいけない、と強く感じました。無視していると「ガラパゴス化」の謗りを受けることになると思われます、ていうか愛想つかされます。
私もshizukuのアカウントは取得して、誰かと繋がってみようと思います!

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