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Zくん(from デイリーポータルZ)

 
献血と名古屋グランパスが好きな図書館司書の日々(誤変換多数)。
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カーリルについて、図書館の中の人の感想。

先日からサービスの始まった「カーリル」。
http://calil.jp/
こんなサイト。日本最大の図書館蔵書検索サイトとうたっており、お住まいの近くを中心とした3つの図書館のOPACを登録、簡単にその図書館の所蔵情報が分かるというもの。デザインはポップ、amazonと連携しているので、多くの本は書影も表示できます。
で、はてなブックマークで1500件を超えるブクマがつきました。

で、図書館の中のヒト的感想を書いてみます。あくまで個人的意見です。組織の人としての意見はこういうとこで書いてもどうしようもないしなー。

OPACに光を照らしてくれて有難う!ってのが第一の感想です。
インターフェースとして分かりやすいし、デザインもポップ。アマゾンとの連携のさせ方も巧い。一部図書館がやっている(いた、になるのかな?)けど、アマゾンとの連携は、どうしても企業活動との兼ね合いから、自治体内の書店を優遇せざるをえない公共図書館が二の足踏んでいた部分だから助かるというのが正直なところですし。ビジュアル面って大事だなってつくづく思うなあ。

で。できることなんですけど。
都道府県レベルの図書館資料の一括検索だと40を超える都道府県で既に実装されているし(大体都道府県立図書館のサイトに検索システムが設置されているよ)、でもこの点カーリルは県域を超えた串刺しが出来るのはいいよね、東京・大阪圏は住まいと勤務先が県境越えてナンボだろうからなあ。
あと都道府県立の図書館と、政令指定都市立の図書館の資料の一括検索もできる国会図書館のつくっている「ゆにかねっと」という検索システムが既にあります。http://unicanet.ndl.go.jp/psrch/redirect.jsp?type=psrch

県域とか、規模大きいとかいう縛りはあるけど、3つの図書館システムを登録、どころじゃない検索は既にできてるのだ。ウィッシュリスト的なものはシステムで管理しなくても皆メモなり何なりで管理してきただろうしなあ。
けど従来の複数図書館をまとめて検索できるシステムが知られていないのは、図書館側の広報ベタにある。
市の図書館しか使わない人は県立のページに行かないし、
市の図書館の職員が窓口で「県域のサービス」を積極的に案内する義理と余裕が無いのかもしれないし。性質の悪いところだと「相互貸借の仕事が増えるの嫌だし」とか思ってそうだし(そんなところは少ないことを祈りたいところですが)。でもね、現場の人間は、「こんなの既に出来ていること」と無視するのは良くないよ。
何故1000件以上のブクマがついたのか考えないと(ブクマって何?とか言わない)。それまでOPACの存在さえ知られていなかったのかも知れないよ?やれることを可視化できていなかったって事でもあるんだからね。

あと、少し内情を言えば多くの図書館は金が無い。
本を買うのもカツカツなのに、ましてやシステムにもそんなにお金が掛けられないから、デザインは業者の持ってきたパッケージソフトを使わないと予算オーバー。独自でソフトを作ってもらうような公共図書館はごくごく一部で、パッケージベースに図書館それぞれの運用にあった手を加えてる、ってのが実情。だから似たり寄ったりのデザインなのです。
業者の作成するパッケージシステムは、「パッケージ」だから大幅な手直しするには金が要るからなかなか難しいし(システムに弱い人しかいないとこは殆ど業者の言いなりだ)、手堅いデザインじゃないと上司のOKが出ない(それが公というものなのです、残念なことに)。ネット上のボリュームゾーンに受けるデザインであるカーリルのポップさが有りがたいのです。図書館はもっとポップなイメージを持たせてもいいと思うんだよなあ。ちょっと垢抜けない、今のような図書館だからいいんだ!って人も一定の割合いるのは分かってるんだけど。

次はここ頑張って!ってところ。
話題の作品はアマゾンから引っ張ってきてるんだろうけど、マンガやアニメ系の書籍は引っ張ってこられてもなあ…。こういう本は他の図書館にあることがわかっても、取り寄せできないことが多いしね。これまた内情ネタですが、マンガは取り寄せ依頼をかける図書館も掛けられる図書館もゲンナリしてると思う。
ずっと貸出中でいつになったら取り寄せできるか分からないけど、定期的に取寄先の状況をチェックせざるを得ない、かといって利用者の希望に「ダメです」とも言い辛い(図書館の存在理由には「知る権利」とかあるからね)けど、買っちゃうと館全体の収集方針とズレるし「なんであの作品は買ったのにこの作品は買ってくれない」と言われるのが怖い依頼側。「貸出数」という数字実績をよくあげてくれるマンガが1ヶ月他所の図書館に取られるのが嫌な、貸出側。それぞれゲンナリということです…。

あと、ジャンルに「カレンダー・ポスター」「学習参考書」「アダルト」とかあるけど殆どの図書館には無いと思う…。amazonから引っ張ってきているから仕方ないのかな。
あとはちゃんと各図書館のOPACの検索結果に飛ぶように仕向けて欲しいのと(今はtwitterのアカウントにエラー報告が寄せられてるところから修正してるようです、ゆくゆくは全て修正されるでしょうけどね)、近くに無くてもその地域の都道府県立のOPACはエリア内の図書館扱いにして、検索範囲に入れて欲しい。取り寄せれば読めるんだからさ(一部の県立は予約の受け取り場所に市町村の図書館が選べるし)。市町村図書館に無い本を提供するのが都道府県立図書館の役割だし。

辞書事典等の参考図書は無理とか、新刊やベストセラーの取り寄せは難しい、とかの条件は明記しておいて欲しいけど、住まいの近くに無くても他の図書館から本が取り寄せできる(送料が発生することがありますが…負担率などは図書館によりけりです)ってのも大々的に書いちゃって良いんじゃないかな。知らない人、結構多いし。はてブのブコメみても「よその図書館にあっても行けなきゃ意味無いじゃん」みたいな意見が結構あるしね。 

あとは「公」が大手を振って出来ないサービスを提供していってほしいところ。しずくラボとコラボれば面白い化学反応が起きそうな予感がします。

あとは、ゆにかねっとでは国会図書館にしか無い本に取り寄せ依頼が掛かった。だけど、図書館の中でしか読めない国会からの取り寄せでは申込者の希望に添えない、買うにも既に絶版だ、全国の都道府県の横断検索を一つ一つあたって出てこなかったら悲しいけどやらなきゃなあ…という状況で困っている図書館員の手間を省ける仕組みをつくると図書館で働く人は大助かりなんじゃないでしょうか。

とにかくがんばれカーリル!もし某業界団体に無視されても気にするなカーリル!

| 図書館 | 02:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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