Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
PROFILE
NEW ENTRIES

RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
RECOMMEND
聖家族
聖家族 (JUGEMレビュー »)
古川 日出男
2008年に読んだ小説のベスト。とにかく凄い密度と長さ。すさまじいぞ。
RECOMMEND
悪人
悪人 (JUGEMレビュー »)
吉田 修一
2006年に読んだ小説のベスト(新聞連載をリアルタイムで読んでた)。読むべし。
RECOMMEND
告白
告白 (JUGEMレビュー »)
町田 康
2005年のベスト本
RECOMMEND
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音) (JUGEMレビュー »)
グールド(グレン), バッハ
あんましクラシックに明るくはありませんが、20世紀に残る一枚だと思います。レクター博士もお気に入り。
RECOMMEND
時をかける少女 限定版
時をかける少女 限定版 (JUGEMレビュー »)

2006年のベスト映画。劇場に5回観に行きました。自分が購入した限定版のフィルムは12日に戻ってプリン食べてるシーンでした。
RECOMMEND
今日の早川さん
今日の早川さん (JUGEMレビュー »)
coco
読書好きは読んで身につまされてみよう。
RECOMMEND
GIANT KILLING(1) (モーニングKC)
GIANT KILLING(1) (モーニングKC) (JUGEMレビュー »)
ツジトモ
Jリーグ好きは読んで損なしのサッカーマンガ。
RECOMMEND
ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (1)
ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (1) (JUGEMレビュー »)
花沢 健吾
主人公田西にとても共感できる私はどうなんでしょうか。
RECOMMEND
ぼくのプレミア・ライフ
ぼくのプレミア・ライフ (JUGEMレビュー »)
ニック ホーンビィ, Nick Hornby, 森田 義信
アーセナル・バカ。本場のサポーターは凄いわ。
LINKS
OTHERS
ブログパーツUL5

カウンターは2006/12/1より設置

Zくん(from デイリーポータルZ)

 
献血と名古屋グランパスが好きな図書館司書の日々(誤変換多数)。
<< マジアカ登校記録 | main | 困ってるひと/大野更紗 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
クラウド化する世界/ニコラス・G・カー
ニコラス・G・カー,Nicholas Carr
翔泳社
¥ 2,100
(2008-10-10)

先日読んだ「ネット・バカ」が非常に興味深く読めましたので、そちらの前作となる、こちらの本を読んでみることにしました。

…。これは知的好奇心を満たされる書物であるし、読み物そのものとしても面白いことには間違いない、けれども、とってもうすら寒い気持ちになる書物でもあるのではないかと。
簡単に言えば、「ネットワークコンピュータ社会の到来に合わせて、社会がどう変容しているのか」という話。google・youtube・pixiv・facebook…これらの企業がいかにもうけを出しているのか、そして、従来メディアの立つ危機、従来の経済システムへの大きな変革が描かれています。

はたしてウェブのもたらした社会は、かつて描かれていたような「明るい未来」なのか。という問いかけを著者であるカーは投げかけています。ウェブという媒体は、その性格上自分のほしい情報"だけ"をピンポイントにいち早く、ゲットでできる者ですが、ほしい情報"以外"に触れないことはどのような問題をもたらすのか、考えてみたらわかることですよね。

自分は職場のシステム化にかかわってきたので、少しばかりわかりますが、十年前のサーバと今のサーバの性能差は歴然、それ以上にネットワーク周りの状況の変化も歴然としてるわけです。管理者周りでも感じられることは、エンドユーザでも当たり前に状況が変化してるわけで。
誰もが情報を発信できるようになった、無料のシステムで他人とつながったり、従来なら有料であったものを無料で手に入れられたり(それが合法であるか違法であるかはともかく)…。
これまでパソコンでやっていたこと、新聞で知っていたこと、テレビで見ていたこと、お店の窓口まで行っていたこと、全てブラウザでできるようになりました。
そして、人付き合いもネット上でできるようになったり、情報交換・情報収集もブラウザでできるようになりました。それは、Googleやfacebookといった仕組みを作っている側としては、「広告収入が上がる」ということで、自分が「この本イイです」「このお店美味いです」という情報も結局のところ、仕組みを作る側に「タダで協力している」ということです。
このブログだってそうなんだなあ(対して効果はないだろうけど)、と読みながら感じた次第です。

こうなったら仕組みを作る側は無敵。あくまで仕組みを作る側だけであって、そこでやった人の悪事は、やった人に会って、仕組みを作る側にはない、というわけで、現状の法制度との齟齬がその辺からいっぱい生まれてきているわけですね。
終盤になって書かれている「Googleの野望」は読んでてぞっとする。論理とかそういったものを一足飛びに飛び越えるネット社会はどこに行くのでしょうか、そして現実社会はどう変わっていくのでしょう…この本に書かれているように電気があることが当たり前の社会と電気が生まれる前の社会のとの大きな断絶があったように、ネットがあるのが当たり前の社会では、十数年前の社会とはどのような営みとコミュニケーションが断絶が生まれるのでしょうか。

そして、自分の仕事はネットに奪われていると自覚した図書館員の私は、数十年後どんな仕事をしているのか、不安になってしまう読書体験でありました。
とにかく司書になりたい人、司書になった人は読んでおいて損はない必読本かと。本というメディアの行方と、図書館活動の行方を知るヒントになるし、危機感を感じられるぞ。出版後数年たってから読んだ私でさえ、そう思うんですから。

| 読書 | 17:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 17:24 | - | - |









http://libris.jugem.jp/trackback/1341