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Zくん(from デイリーポータルZ)

 
献血と名古屋グランパスが好きな図書館司書の日々(誤変換多数)。
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TSUTAYA図書館に思うこと
6年半前に書いたこの記事で、こんなことを書いていました。
 

地方の書店はいまや個人書店ではなくTSUTAYA的なものが支えていると言えるんじゃないかな(私見です)。ましてや近くに書店もない土地てのもあるのですがね・・・。
いわゆる「愛書家」はTSUTAYA的な書店の品ぞろえに「ああ底が浅い、売れ線しかないなんてもう」とか思いますが(私はそうです)、たまにしか本を読まない人にとっては、TSUTAYA的な品ぞろえできっと十分。逆にジュンク堂行ったりすると、敷居高すぎてどこから手を着けたらいいのか、ってなるのかもしれない。
これって、図書館にも同じことが言えるんじゃないのかな、と。例えばど田舎の図書館に、岩波新書や東洋文庫が全部そろっているよりは、地域の産業に密着した本や、各種の「入門書」や「ベストセラー」がそろってる方がまず人が来るし、本も手にとってもらえる。
どれだけコレクションがすばらしくても、利用が無ければ予算が切られるのが今の世知辛いご時世だし。とは言え、「教育施設」なんだからその辺はバランス考えないといけないわけで。これからも大きな都市の中心館や、都道府県立は、小規模館のカバーにまわれる手厚い資料が必要になると思います。
TSUTAYA的図書館(お気軽な楽しみを求めて地域住民が来る)とジュンク堂的(目的意識を持った人間が遠くからも来る)図書館。この2種の間をキレイにグラデーションする様な形で図書館が整備されて、利用者が自分に合った図書館を選択できれば一番なのですが…って、好きな人じゃないと図書館掛け持ちしないか…。そもそもコンビニの雑誌以外買わないような方々はどう引き込めばいいんだろう。これは図書館も書店も一緒になって考えていかないといけないことじゃないのかな


んで、6年たった今、DNPのグループ会社になったTRCとジュンク堂はまったく連携せず、TSUTAYAとTRCが手を組むとかいう展開に。何それ…。武雄については、もういろんなところで議論が出てますからここで言いたいことは「地方自治体の入札やコンペに参加するときに必要な「導入実績」が手に入ったり、利用者のTカード情報が手に入るなら赤字でもいいですよねえ、そりゃ手続きふまず勝手に決めてくれた人を手柄として子会社の社長にしますよねえ」ってくらいで。

しかしまさか。TSUTAYAみたいな図書館があってもいいと書いたが、TSUTAYAが図書館やるなんて思ってもいなかった。
ただ、今はネット上でたたかれても仕方ないし、たたかれて当然のずさんにもほどがある図書館運営をしておりますが、個人的には6年半前と変わらず、きちんとした図書館と使い分けられができるならば、TSUTAYA「的」な図書館があってもいいと思うのです(NDCがなんたるかも理解してなさそうなTSUTAYAの指定管理は願い下げですが…にしても海老名でTSUTAYAとJV組んでたTRCは何やってたんだろ?)。

正直、公共図書館界は長い長い撤退戦の中にあります。地方交付税の減額と、福祉予算の増加、職員の多くを占める世代の退職金に予算が回されたりといった理由で、図書館予算はサクサク減額されます。本を買う金がなければ、血液の巡りが悪くなる体のようなもので、色々工夫をしても、くすみが見えてくるものです。
図書館業界は出版業界あってのものですが、出版業界は中堅取次が倒産したり、資金繰りに迷ったり、「火花」以外にベストセラーがない、雑誌がバタバタと休廃刊されたり電子化されていくといった景気の悪い話ばかり。また若い層の「読書」は「小説家になろう」とかのWeb小説や、電子マガジンや、Webメディアで済んで、紙媒体の存在価値はどんどん薄まってきています。出版業界が元気じゃないと、図書館もやっぱり活気が失われていきます。
かといって電子図書館サービスもなかなかコンテンツが増えない。ただでさえ「タダ読み」されたら困る出版社が、そうそう電子図書を図書館での利用に供するはずもなし。
そんな状態で、図書館の管轄課や議会からは相も変わらず「利用者増やせ」「実績(≒貸出)あげろ」と言われ、そこに届かないと予算が削られる。レファレンスや地域資料の保管といったものは「機能」として評価されても「数値実績」として評価されない。

じゃあどうすりゃいいのか。これまで図書館を利用してこなかった層、図書館が視界に入ってこなかった層を取り込んで利用を増やすしかない。そういう視点ならTSUTAYA的書店もありか…と思っていたのですが、今TSUTAYA図書館が計画されているところって「図書館機能よりも集客施設!にぎわい創出!駅前再開発!」の手段として施設としか見られてないのだよな。
でも、やっぱり「図書館なんて」って思っていた層が「居心地良い」と思えるのは図書館人としては悔しいが、こういった施設なのだ。そしてそういった人の方が市民全体を見ると図書館を普段使っている人より多い。そういった人たちが、興味を持って、「もっとこのことについて本が読みたい」って思ってきっちりした蔵書のある中央館などに来てもらえないのか?って思うのです。そういった意味では「従来の図書館と違う図書館」も分館としてならアリだと思います。まあそれしか選択肢がないってのはダメだよね。

あとねえ、あんまり言及されてないとこですが、TSUTAYA図書館スタッフって契約社員なら「一応食える」んですよ。
http://lib.job1st.net/kanagawa/10789/
http://lib.job1st.net/miyagi/15748/
の割には海老名…って思うけど。
いまの公共図書館指定管理の最大手のTRCじゃあこうはいかない。TRCで現場担当の契約社員ならこのクラスの収入は、現場チーフクラスか、館長クラスしかいない。普通の契約社員は時給換算(800円台)で、月給は多くても月15万程度って聞いたことあります。はっきり言ってTRCの嫌いなとこですわ。
図書館員は食えない専門家になっていきつつあります。すると、最終的に専門家でもなくなります。その先を考えてみると…いやですねぇ。公共図書館員は公立保育所と並ぶ「官製ワープア」と「やりがい搾取」の舞台になっていると思います。まあ、「公共図書館の専門性」について、司書資格持ち以外がそんなに理解できるようにしてこなかった図書館業界側にも責任がありますが…。

とにかく、指定管理もブックカフェも、もっとイイ形があったと思うのに、何とかならんかったのかなあ。
| 図書館 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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